2010/11/29

まだまだ出て来るカンタスの話題

個人的にカンタス航空に恨みがある訳では無いけれど、オーストラリアの話題としてオーストラリアのフラッグキャリアの話題は切っても切れないので悪しからず。。。


日本のニュースにも流れていたように、3週間飛べなかったカンタスのA380は先週の土曜日(27日)に復帰し、100%安全を証明する為にCEOがQF31 シンガポール経由ロンドン行きに搭乗したとか。

そんな日に、バンコク経由ロンドン行きのQF1(B744)は、離陸前の地上移動中にエンジンの異常で引き返し・・・乗客を降ろした後のエンジニアのチェック結果、結局飛べずに欠航。
A380に力を注ぎ過ぎてB744の整備が蔑ろにされた訳ではないだろうけど、あまりにもお粗末な事故。


機体の異常だけでなく、それに追い討ちをかけるように地上でも大失態が続く。。。
昨日、メルボルン空港の荷物運搬用のベルトコンベアで、乗客の荷物からロッククライミング用のロープが出て機械に絡み付いて搬送できなくなって、400個以上のカバンが積み上げられているとか。

シドニーに着いた乗客は、スーツケースの中に家の鍵を入れたまま手に出来ず、友人宅に泊めてもらった上に、出社用に洋服まで借りて出かけたとか。。。

カンタスの対応としては、早く欲しかったら空港に来て蛍光ベストを着て駐機場のコンテナに積まれている荷物の中から自分で探し出してくれと。。。
さもなければ、荷物紛失届けをカンタスに出して届くのを待つしかない。


エンジンの整備だけでなく、この荷物の配送もいつになったら元に戻るやら?!


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2010/11/21

1週間ぶりに南半球

金曜日の深夜(現地時間)にスイスのチューリッヒを飛んだ時の気温は2℃。
日曜日の朝のシドニーの気温は20℃。
それに、このところ、シドニーに降りる日はいつも強風が吹き荒れていたのに、今日は真っ青な空に白い雲が浮かんだ非常に穏やかな週末の朝。

入国も超が付くほど非常にスムーズ・・・滑走路に着地してから23分で外界の人!
オーストラリアに入国した事のある人なら理解してもらえるでしょうが、入国時に厳しい個別の手荷物検査が待っていて、複数の長距離大型便が同時に着いた時にはX線検査に長蛇の列が。。。
なのに・・・今朝は荷物も5個目に出て来たし、途中で呼び止められた係官にハンコを貰ったら無検査で外へ!
アッという間の出来事。。。


帰りは、搭乗便のキャンセルも無く、2年ぶりにヴァージン・アトランティックのワゴンレスのサービスを。
ほとんどの航空会社では、飲食物のサービスに大小さまざまなワゴンを使って、前から後へ・後から前へと順番に供給されて行くけど、ヴァージンはCAがそれぞれ客に個別に対応。
ギャレーと客席の間の移動距離は数倍・数十倍になるかも知れないけど、乗客のそれぞれの進捗に合わせてサービスしてくれる。
特に、朝食は目覚めた順番に個別の物を持って来てくれるので、ワゴンが通り過ぎてから目覚めて待たされる事が無い!
食には関心が無いので、機内食の写真なんて今まで撮った事も載せた事も無かったけど。。。今日初登場・・・昨夜のメインのビーフステーキ。
盛付けが日本風では無いけど、地上でキャセロールに詰めた物を機内で温めただけではない。。。

シートは、往きに書いたように、立ち上がらないとベッドにできないので、やはりキャセイ・パシフィックの方に軍配を上げたい。


そして、シドニー着陸前のクロヌラの風景。。。



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2010/11/19

仕上げはチーズ

環太平洋地域は既に19日(金)の朝になっていても、ヨーロッパ諸国は18日(木)の晩。
今回の1週間の旅は、アッという間で明日の朝にはホテルをチェックアウトし、金曜日の仕事が終われば深夜には再び空へ。

気温が下がって冬らしくなってくると、日本で鍋やおでんを連想するように、スイスでは直ぐにチーズフォンデュ。。。
まぁ、「鍋」に変わり無いから、どこの国でも考えることは同じ・・・のようなもの。。。


チーズを嫌いな訳ではないから、個人的には構わないけど、この手の込んだ質素な料理は、胃腸内で固まってしまわないように水は厳禁・・・飲み物はワインに限る。。。
と言われているけど、フォンデュと一緒にワイン以外の物を飲んだ事が無いので、正しい話なのかどうかは未体験ゾーン!

フォンデュにしろ、ラクレットにしろ、スイス料理はチーズと芋だらけ!!。。。。


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2010/11/17

止まらないカンタスの事故

今度は、乗員21人・乗客199人を乗せて、シドニーからアルゼンチンの首都ブエノスアイレスに向かっていたカンタスのB744・・・QF17が離陸後1時間でシドニーに引き返し。
またまた死傷者は出なかったものの、45分間燃料を海上投棄した後に優先着陸。
原因は、コックピットの計器盤から煙が出てきたらしい。


2週間前に大ニュースになったA380のエンジンの爆発事故以来、次々と続く重大事故。
一昔前のJALを見ているよう・・・そういえば、どちらも同じワン・ワールド所属!

当初は72時間と言われたA380の復帰も未だ目処がたたず。。。
あの事故以来、
シンガポールに行った救援B744がエンジンのオーバーヒートで再びシンガポールに引き返し。
土曜日には、B767がエンジンの異常振動でパースに引き返し。

この他にも、
紛失したビス1本のおかげで1時間の遅延
エンジン異常の警告等で5時間の遅延


本当は、運河良いのか悪いのか。。。
未だ人身事故の無い唯一の大手航空会社、いつ墜落してもおかしくない事故を続けながらも、無事に着陸し続けている。
もう強運としか言いようが無い!


確か、数年前に機体整備をアウトソーシングしたと記憶してるけど(要確認)、どんな方法でもいいから、完璧な機体整備の仕上げをして欲しいもの!


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2010/11/16

スイスの機窓から

昨日のお約束通り・・・チューリッヒ-ジュネーブ間のたった30分の光景を凝縮してみました。



まずは、朝焼けの中を離陸



チューリッヒ湖畔に広がるチューリッヒの夜明け前の街並み
 


朝焼け雲の下には雪を被ったアルプスの山々と谷間の朝もや



段々明るくなって、山の色もハッキリしてきて
 


そして、いよいよ11月14日の4500mからの日の出



スイスの売りは・・・山と湖!!
 


今回の一押し・・・レマン湖越しにフランスのモンブラン!
標高4810mのヨーロッパ・アルプスの最高峰・・・高度を下げた飛行機からは見上げる高さ。
マロンクリームのケーキとは似ても似つかない!?
  
 



夏場のフライトでは、日が昇って逆光になるレマン湖の東端



どうでしょう・・・楽しんで貰えたでしょうか?!
写真は写真・・・実物はもっとキレイなんですが。。。


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2010/11/15

スイス国内線

チューリッヒに10分遅れで着陸したのが暗闇の6時20分。
乗継便は7時ちょうどなのに、機外に出たのはもう6時30分。

列車に乗ってターミナルを移動して、入国審査を通って、手荷物検査・・・何とか人間は時間通りに乗り継げても、いつも問題になるのは荷物。
この早朝の短時間にきちんと運んで積んでくれるのか?!
常に、目的地に着いてターンテーブルが回り始めてからのお楽しみ!! ちゃんと出て来てくれるかのドキドキ感!!

最低乗継時間3時間の成田・羽田と違って、最低乗継時間40分の便利さをうたうチューリッヒでの積み残しに遭ったことが無い。
最悪は、早朝のフランクフルト・・・乗継時間が1時間あってもほとんど一緒に来ない!! 今までに、どれだけヒドイ目に遭わされたか。。。


今回の旅は、エアバス・ファミリー勢揃い! A333、A343、A320。
この3区間目のチューリッヒ-ジュネーブは、時刻表上は50分でも実際に離陸から着陸まではたった30分・・・実際、今朝は29分。
7時9分に離陸、13分にシートベルト・オフ、高度約4500mまで上がって、25分には降下開始、7時38分に着陸。
何と、この間にクロワッサン、飲み物、チョコレートを配って、片付けて・・・という人海戦術の戦争状態。


さて、今回の機窓から。。。
晴れ渡った空の下、初冬の雪を被ったアルプスの山々がキレイに見えて・・・枚数が増えてしまったので、また明日のお楽しみ!
ということで・・・ご期待ください!


振替便で始まった今回の旅・・・お初のシート2つも体験し、荷物も一緒に飛んで来てくれて無事に終演!


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2010/11/14

期待外れの新シート

航空各社が競い合うシートのデザイン。

ビジネスクラスで、椅子型シートのリクライニング角度を競っていた90年代から、00年代に入って5度前後の角度が付いていてもシートが平面になるベッドを各社が導入。
そして、ここ数年は、平面だけでなく水平になるベッドの導入が増えてきた。
ファーストと違って、大きなスペースを取れず、いかに狭い機内スペースを有効に使うかという事で、色々と奇妙な形・配置をしたシートが登場。。。

SQのシートは前向きでも、ベッドにすると足は前列の人の横に。
VS・CX・NZ等々のシート自体が斜め配列。
UAの前向きと後向きのシートの混在。
そして、LXの互い違いシート・・・前列正面は人が居なくて、そこにベッドの足元が入っていく。


さて、先月から香港線のA343にも導入されたSwiss(LX)の新シート。
結論から言うと、良くなかった!
とにかく狭い・・・座席幅は55cmくらいでCXと同じでも、頭から足元まで全て同じ幅で身動きが取れない。
水平になっているのは有り難いけど寝返りすると腕や肩がどこかに当たる。
その上、テレビの画面は小さいし、映画の本数も少ないし。。。

その点では、斜め配置型は、上半身が広く足元が狭く・・・という必要な所に必要な空間を作っている感じ。
でも、また5日後にはこのシートに寝なければシドニーに帰れない。。。


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2010/11/13

フライト・キャンセル

今日から再び・・・再三再四という言葉通り、今年4度目のスイスへ。
ということで、又しばらくの間、旅ネタが増えると思われます。


普段は、24時間前にオンライン・チェックインをするだけで、あまりこんな事をする習慣は無いのに、今日は昼過ぎの出発なので起きてから荷造りを始めるつもりで、その前にフライト・ステータスをチェックしたら・・・シドニー-香港がキャンセル。
ちょっと自分の目を疑って、今朝の香港-シドニーの到着便を見たら・・・これもキャンセル。

今回は、ヴァージン・アトランティックのシドニー-香港-ロンドン線を香港で途中下車(機)して、スイスの香港-チューリッヒに乗り換える予定だったのに。。。
定刻通り、ロンドン-香港は飛んでいたので何らかの機体のトラブルで香港止まりにしてしまったのか?!

カンタスはA380の事故以来、機体のやり繰りに苦労してるから他社便を受けるなんて難しいだろうし・・・どうしてくれるのか、電話をしようとしていたところにヴァージンから電話がかかってきて。。。
今日のフライトがキャンセルされてしまったから、キャセイ・パシフィックに振替え予約をした・・・と。
土曜日の午後便なのに、よくそんなに空席がキャセイに有ったもんで・・・それもヴァージンと5分違いで香港での乗り継ぎ便には影響なし。
それでも、空港に行ってみたら大騒ぎ・・・キャンセルを知らされずに来たのか、A346の乗客全部を振分けられなかったのか、ホテルまでのタクシーのチケットをもらって帰る多くの乗客。
この影響で、香港に飛べなかった人が読者の方々の中に居ないことを祈ります。


ということで、先月の日本行き以来、1ヶ月ぶりにキャセイで香港へ!
ヴァージンでANAにマイル積算するはずだったのに、キャセイへの振替えでJALになってしまった。

キャセイのビジネスクラスは、基本はヴァージンと同じ斜め配列でまっ平らなベッドになるタイプ。
機内食には興味無いので、長距離便の興味は、いかに気持ち良く寝れるかだけ。
シートの幅が55cmくらいしかなく非常に圧迫感がある。ただ、ヴァージンのシートは、立ち上がって背もたれを前方に倒してベッドにするシンガポールと同じタイプなのに、キャセイは背もたれを後ろに倒し続けると180度平らまで行ってくれる。
立ち上がってベッドにするのは、シートベルトのサインが点灯してる時に出来なかったり、結構不便な事が多いので、カプセルホテルのような狭ささえ我慢すれば、なかなかお好みのシート!!

それにしても、今日はよく揺れてくれた。。。!!
香港から先は、スイスの最新シートに。。。


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2010/11/12

世界最大客船

ちょうど1年前に書いた「Oasis Of The Seas」
http://lovely-aki.blogspot.com/2009/11/blog-post_28.html


姉妹船の「Allure Of The Seas」がフロリダの母港に昨日やってきた!
両船共に22万5千トンで乗客定員5千4百人・・・でも、Allureが全長で5cm長く、世界一の大きさの座を奪い取った。

全長だけでなく今回ニュースになったのは、スターバックスが初の船上店舗を開店したから。
生木の茂る船内公園があって、船のくせにオーシャンビューだけでなくガーデンビューの部屋がある船に、陸上と同じコーヒーショップもオープンすることになった!?

休暇とは言っても、普段の陸上生活が再現できれば気持ちにも余裕が出てくるというもの。。。
いつかはカリビアンクルーズ・・・だけど定年退職まではそんな時間の余裕が無いかも!?


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2010/11/10

今度はB787

カンタスのA380のエンジン爆発から1週間・・・原因究明も進まないまま6機のA380は地上で職を果たさずに休んだまま。
おかげでB747はてんてこ舞の大忙しで、救援機のエンジンがオーバーヒートして緊急着陸したり。。。

実質的に、現在の世界の旅客機メーカーはアメリカのボーイングとヨーロッパのエアバス。
そのエアバスの社運をかけたA380の大事故で株価も下がる中、ボーイングの社運をかけたB787はまだまだテスト飛行を繰り返している段階。

そのB787がテスト飛行中に機内火災を起こして緊急着陸。
その為のテスト飛行だと言えば目的通りだとしても、誰もそんな事故を期待してた訳でもなく、また導入が遅れるのか?!

ただ、A380とB787の違いは、A380はJALもANAも導入予定が無く「対岸の火事」的な状態でも、B787は我らがANAが世界で最初の導入会社。
テスト・導入の遅れはANAの機材入れ替えのやり繰りにも影響してくるだろうし。。。

そもそも、2008年5月には営業飛行をしているはずだったのに、A380と同様に遅れに遅れ、初飛行に成功したのはちょうど1年前の2009年12月。
その時点では、ANAへの1番機の引渡しは2010年10月で、羽田の国際化と合わせて日本の航空業界の大きな話題になるのかと。。。

今のところ、来年春のANAへの1番機の引渡しは変わらないとしているものの・・・
さて、桜の花と共にB787は日本の空にやって来るんだろうか?!


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2010/11/08

まだまだ続くカンタス劇場

11月4日にエンジン爆発を起こしたカンタスのA380。
未だシンガポールで原因の調査中。

その他の5機も、フランクフルト(1機)、シドニー(1機)、ロサンゼルス(3機)で緊急のエンジン点検中。
その点検で、新たに3機のエンジンに以上があることが発覚して、当分カンタスのA380は通常運行に戻れないもよう。

その上、この週末には、シンガポールに送った積み残し客救援用のB744のエンジンがオーバーヒートして、その影響でまた出発遅れ。
香港からロンドンに向かっていた機体も圧力計の以上でロンドンに優先着陸を申請。
数年前のJALのように出て来る出て来る・・・毎日のように異常事態が!

このA380のキャパシティーで予約を取ってしまっている以上、代替のB744を振り向けた所で、毎日・毎便積み残しが出てしまい、今日現在ロサンゼルスには1300人もの積み残し客は居るらしい。
先週書いたように、ヨーロッパ線は身内のBAがある程度肩代わりしてくれるものの、ロサンゼルスは身内のAAがシドニーに飛んでないので積み残しが増える一方。

その上、何の因果か・・・先週の土曜日はカンタス設立90周年のイベントの日。
シドニー空港では、飛べないA380を来場者に展示するという、何とも皮肉な状況に。。。

こんな時こそ・・・我らがJALの出番では?!
ロスからもロンドンからも成田への定期便が有り、もちろん成田からシドニーへは直行便も。
成田まで連れてくれば、カンタスもシドニーに1日2便飛ばしているし。
ワンワールドの一員として貢献できるんでは?!


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2010/11/05

ラッキーなカンタス

日本でも大きなニュースになっているカンタスのA380の事故・・・事故の様子は新聞・テレビで報道されてるでしょうから、いつものように、ちょっと違う側面から事故を検証。

2007年10月28日にシンガポール航空が定期便に導入して以来・・・3年経った今日現在、EK-13,SQ-11,QF-6、AF-4、LH-3という37機が定期便として飛行中。
前にも書いたように、このSQのA380シンガポール-シドニー第1便に乗っていた・・・以来、A380にはビジネスクラス2回、エコノミークラス4回。

さて、昨日事故を起こしたQF32のA380は、2008年9月19日にカンタスに引き渡されたカンタス保有6機の中で1番機(機番VH-OQA)。
A380としては14機目で、シンガポール・エミレーツに次いで3社目だった。

今回の事故の原因になったエンジンは、ロールスロイス社製で、シンガポール航空も同エンジンを使っているので11機全てのエンジンをチェックする為に、東京便は7時間遅れ、シドニー便はB777で代替という影響が出てしまった。


昨日の事故当時、6機のカンタスのA380の所在は、ロサンゼルス3機、ロンドン1機、シドニー1機、そしてシンガポール1機。
これだけ世界に散らばってしまっていて機体のやり繰りができず。
ロンドン便は、同じワンワールドのBAへの振り替えで対処できるらしいが、問題はロサンゼルス線で、振り替えできるようなお友達が居ない・・・どう対処するか、お手並み拝見の状態。

このカンタス1番機・・・2008年9月以来、831回、8,165時間の飛行をしてきたけれど、導入当初は何かの問題で運用できない日々が続いていた。
ひょっとしたら、その頃から機体に問題が有ったのかも!?

世界の大手航空会社の中で、設立以来死亡事故を起こしていないのはカンタスだけ。
ところが、ここ数年、綱渡りのような状況で、いつ死者が出てもおかしくない超ラッキー状況。
昨日の事故だけでなく、8月30日にはサンフランシスコ-シドニーのB744のロールスロイス社製エンジンが飛行中に爆発。
去年は、香港を離陸直後に酸素ボンベが爆発して、荷物室のドアが吹き飛んで胴体に大きな穴が開き。。。
これだけ大きな事故を繰り返してる会社も少ない!


オーストラリアの新聞に報道されている事故後の機長の客室へのアナウンス。
"I do apologise. I'm sure you are aware we have a technical issue with our No. 2 engine ... I'm sure you are aware we are not proceeding to Sydney at this stage ... The aircraft is flying safely at this stage ... Thank you for your patience."
「全く申し訳ありません。皆さん既にお気づきの事と思いますが、第2エンジンに技術的トラブルがあります。これもお気づきでしょうが、現時点でシドニーには向かえません。この機体は今のところ安全に飛行しています。みなさんのご辛抱に感謝します」


機長に何と言われようと、乗り合わせてしまって、エンジンの一部が落下して行くのを見てしまったら尋常な状態で座って居られないだろうなぁ~!?


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