2011/02/28

JALが鶴丸で復活

「挑戦の精神という初心、原点に返り新生JALをつくりたい」ということで、JALの尾翼にあの「鶴丸」が帰ってくるらしい。

今日公開された復活1号機の機体番号「JA654J」のB763ER機・・・今年2月5日に引き渡された新造機で、本来は国際線仕様の長距離向けの機体でも、今日は羽田から釧路の丹頂鶴見物ツアー用に国内飛行だったらしい。

JALがJASと経営統合した2002年から徐々に現在の「太陽の一部」型の尾翼に移行し、3年前の2008年に全ての機体が塗り変わったと思ったところの復活。


新ロゴのお披露目と同時に、1月までの今年度10か月累計の連結営業利益が1,658億円で、更生計画で今年度3月期に見込んだ黒字額641億円の約2.6倍・・・今年1月単月でも72億円の黒字を確保して通期でも再建計画を大幅に上回る見通し。

そして、明日は40年間飛んだB747のラスト・フライトの日。
実は、B747の1番機(JA8101)が1970年に引き渡された時は「鶴丸」だった。

個人的には、初めて乗った飛行機のDC-6BやDC-8時代の、赤・青の横縞に小さな日の丸の方が懐かしい気がする・・・のは昔人間?!


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2011/02/22

QEとQM2

今朝のシドニー湾は、2隻の大型客船の入港で大賑わい。


全長294mのQE(Queen Elizabeth)は去年の10月に建造された新鋭船で、103日間の世界一周処女航海中。
明日の昼にはシドニーからメルボルンに向けて出向・・・メルボルンには2月25日、西オーストラリアのパースの南に位置するフリーマントルには3月1日に。


全長345mのQM2(Queen Mary 2)は2004年の建造で、同じく明日午後5時にシドニーを出港してニュージーランドに向かう。
今日の地震の影響が無いと良いけれど。。。


QM2と既に退役したQE2は、2007年に同時入港して、今回と同様に多くの見物客を集め。。。
この豪華客船の世界一周旅行運賃が2万5千ドル(約200万円)から・・・と言うことは1泊2万円くらいから。
日本からファーストクラスでヨーロッパ往復すると100万円以上かかることを思えば、数ヶ月で200万円はそれほど高くないかも?!
でも、ファーストクラスで旅をするような人々は、「2万5千ドルから」の最低運賃では旅しないでしょうが。。。


しかし、毎晩350本近いシャンパンが空になるという船内のレストラン・バー・・・
100日航海すると3万5千本も空いてしまうことになって。。。
各寄港地での空き瓶の処理と補充では相当量の積み降ろしが必要なんでしょう・・・
もちろん、積み下ろしはシャンパンだけではなく食材も含まれるだろうし。。。
では、限られた人にしか無い機会を得られた乗客の皆さんは良い航海を!!

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2011/02/20

羽田絡みの出来事

アメリカンがニューヨーク(JFK)から、ブリティッシュがロンドン(LHR)から羽田への直行便を導入。
羽田の長距離国際線路線は、JALのパリ(CDG)線を含めて、欧米共にワンワールドが主導権を握っているよう。
この乗入を記念して、平日発ニューヨーク5万1千円、ヨーロッパ5万5千円の(燃油込)価格を出している。


それに反して、世界最大のスターアライアンスは、エアカナダの羽田乗入がキャンセルされたり、都心に近い羽田争奪では出遅れ気味。
それの対抗策か、ユナイテッド・コンチネンタル・ANAの共通運賃を設定して、アメリカ西海岸40,400円・東海岸48,400円(燃油別)を出している。
日本国内はANAのネットワークを使い、太平洋線の3社のコードシェア便で使えるチケット。


羽田の国内線に目を向けると、JALのB747が国内線から姿を消した・・・御巣鷹山での事故があったように、短距離・短時間の日本国内の飛行用に開発された特別なB747たち。
脚が太かったり、翼端の形状がちがったり。。。
90年代前半の大量輸送時代には、羽田-伊丹のほとんどの便がB744で、2階に上がって直ぐの通路側・・・75Hが個人的にお気に入りの席で。。。
階段を上がった横のクルー用ロッカーに荷物を入れてもらえたり、階段を降りたL2ドアからすぐに機外に出れたり、なかなか便利なところで。。。
そんな懐かしの機体もB777達に取って代わられ、遅ればせながら日本の空も機動性に移行している時代。

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2011/02/14

ANAの手荷物緩和

ここ数年、燃料代の高騰と共に厳しく適用されるようになってきた国際線の手荷物(受託手荷物)の条件。
安売り会社では、機内持込み以外の荷物代を別途徴収するのは常識。
空港のチェックインカウンターの前で、スーツケースを広げて荷物を減らす光景が世界中どこでも見受けられる昨今。

そんな中で、ANAが4月1日からの条件緩和を先週発表。
それから1週間近く経っても、JALは正式に発表してないけれど追随するんだろうか?!

ザッとした概要は、
1)全クラス荷物1個の3辺の合計が158cmから203cmに拡大。
2)エコノミークラスに有った2個の荷物の辺の合計273cmを撤廃。
3)1個の重量が、エコノミークラス23kg、その他32kgは変更無し。
4)ファーストクラスは2個までから3個までに拡大。
5)ベビーカーやチャイルドシートは、手荷物に含めずに無料。

変更内容の詳細はここに・・・
https://www.ana.co.jp/int/guide/baggage_rule_2011/index.html


何でこんな時期にこんな変更を・・・と考えてみたけれど。。。
多分、計画途上の安売り会社とANAとの差別を大きくする為?!

それにしても、1個32kgの荷物というのは持ち運びが一苦労。
25kgのスーツケースでも乗用車のトランクに一人で持ち上げるのは大変な重さで・・・
ファーストクラスに乗るくらいなら、自分で運ぶ必要の無い人々かも知れないけれど、32kgx3=96kg。
それに機内持込み分も含めて、100kg以上は無料で運んで貰えることになるけれど・・・引越ならまだしも、100kgの荷物を持って旅する人というのは、かなり限られるんでは!?
ちなみに、冬の2週間スイスツアーでも毎回25kg以内に収まってしまうのに。。。

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