2012/07/31

日本文化とLCC(2)

先週末からのJetStar Japanの相次ぐ欠航で、日本の乗客もそろそろ気付く頃なのでは?!
LCCのLCCたる所以を。。。
シート間隔が狭くて飲み物をくれないだけじゃない、根本的な違いを。


これが、何の手も加えていない、JetStar Japanの運送約款・・・どれだけの人が条件を確認して購入しているんだろう。。。
抜粋してみると・・・
o 国内線のチェックインは30分前に締切り・・・JAL・ANAは保安検査15分前まで。
o 国内線ゲートには25分前までに・・・JAL・ANAは10分前まで。
o 出発日・出発時刻に従って運送を保証するものではない。
o 遅延や欠航の場合、当社運行の空席のある次の便に振り替えまたは払い戻し。
遅延・欠航でも他社便に振り替えてくれることは決して無い!

もちろん、少ない機材をフル活用した時刻表なので、1回遅れると後続便が全て遅延。
機体だけでなく、整備部門も各地に配置していないので、必要な際は、成田から那覇まで他社便で要員を送らないと機体修理もできない。。。


JetStar Japanの数字は出ていないけれど、定時出発率(予定から15分以内の出発)と運行率(欠航率の逆)をJAL・ANAと比べると10%近く違うのでは?!
JAL・ANAの国内線が常に90~95%以上の定時出発率を確保しているのに、JetStar(オーストラリアの本体)国内線の数字は80%前後。

セカセカ生活の日本人が、多少安いからと言って、定時に飛ぶ確率が10%以上低い航空会社を選ぶんだろうか?!
将来的に日本国内でLCCを選んでもらえるかどうかは、機内の狭さやサービスでは無く、どれだけ予定通りに飛ばせるかなのでは!?

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2012/07/30

日本文化とLCC(1)

日本のLCC(安売り航空会社)元年と言われる今年・・・新しい会社が日本に参入する度にニュースに取り上げられるけれど、なぜ安くなるのかを十分に紹介し尽くされて無いのでは?

同じ機種・同じ燃料を使って競争している航空業界では、サービスを落として「安かろう悪かろう」にしないと、収支の辻褄が合わなくなって企業として成り立たなくなってしまう。

もちろん、飲み物や機内食が有料だったり、座席間隔が狭くて乗客数を増やしたり、CAが機内清掃をして地上の滞留時間を短くしたり・・・というニュースになっている表面的なサービスの低下だけではない事が、先週末から続いているJetStar Japanの運航問題で表面化してしまったような。。。

遅れや欠航の犠牲になった乗客が、もう二度とLCCを使わないと言っていたように、LCCとはどんな物かを知った上で使っている乗客が日本にどれだけいるんだろう。。。
ただ、狭くて飲み物無くても、1時間前後我慢すれば着くから安い方が良い・・・と言うだけなのでは?!

2~3週間の休暇が取れる欧米豪なら、欠航で1日遅れても大きな影響が無いかも知れないけれど。。。
次回は、LCCを使う際に知っておかなければいけない運行実態を。

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2012/07/29

やっぱり不人気な路線

昨日28日晩のデルタ航空 福岡発ホノルル行が、離陸後に機材不良で福岡に引き返し。
大きな事故でも障害でも無いし、楽しみにしていた夏休みのハワイ旅行を台無しにされてしまった人々以外には、大きな影響も無くニュースにもならずに流されてしまいそうな事故。

しかし、何故この事故を取り上げたかと言うと、この便に乗っていた乗客乗員が82人という少なさ!
乗員が10人前後乗っているハズなので、乗客は70人くらい。

このデルタ航空の福岡―ホノルル線と言えば、去年の9月に、このブログで記事にしたもの。
http://lovely-aki.blogspot.com/2011/09/blog-post_02.html
搭乗率85%を目指して就航した路線が、就航して7ヶ月で夏休み最初の土曜日に、212席のB767に70人程度の乗客しか居ないと言うことは、搭乗率33%くらい・・・3席に1人しか座っていないガラガラ状態!

去年の心配予想通り、路線撤退も間近のような状態!?

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2012/07/27

関西‐伊丹の乗継

大阪圏の関西・伊丹・神戸空港のうち、関西・伊丹の両空港の経営統合されて、「新関西国際空港会社」による一体運営が始まったのが7月1日。

関西の国際線の着陸料を10月から5%値下げする・・・なんていう、旅客数増加プランはあるものの。。。
着陸料の値下げが航空運賃に直接反映につながるとは思えないし、新たな路線参入があるのかどうか?!

空港の経営状態はさて置き・・・経営統合で、どんな旅客サービスが向上したのか。。。


たまたま、日本行きのフライトの件で関西空港のホームページを見たら・・・伊丹-関西のバスが無料!

もちろん、このバス路線は既存で、片道2,200円で誰でも乗れるもの。
一応、2012年7月20日~2013年3月31日までの期間限定キャンペーンで、伊丹と関西の路線の2日以内の搭乗を確認できる物があれば、無料チケットが得られる。

関西-伊丹はどっちでもいいけど、成田-羽田の3千円のバスを無料にしてくれたら、非常に感謝できるんだけど。。。

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2012/07/25

大混乱の濃霧の朝

今朝のシドニーは、季節の変わり目で、夜明け前からの濃霧すっぽりと包まれてしまい。。。

海に面したシドニー空港は、午前5時過ぎから離着陸ができず、早朝に到着するほとんど全てのアジア便・アメリカ便は、ブリスベンやメルボルンにダイバート。

日本は夏休みに入り、オーストラリアに旅に出た人も多いでしょうけれど、今朝到着の人には大迷惑な気象状態。
6時前後にシドニー到着予定だったフライトがシドニーに降り始めたのは9時過ぎから。


ちなみに、
JALの成田便は、ブリスベンに7時半過ぎに降りたのに、11時まで飛ばしてもらえず、シドニー着は5時間半遅れの13時前。
当然、折り返しの成田行きも約4時間遅れで出発・・・成田着は5時間半近く遅れて22時半。
きっと、ゲートを離れても、離陸の順番待ちで飛べなかったのでは!?
成田の門限ギリギリで、当然、日本国内への乗継は無理で、皆さん成田泊りかな?!

ブリスベンで3時間半も待たされたり、成田でのJALの対応等・・・
どなたか、今日のJAL771/772の犠牲になった方からのコメントを頂ければ幸いです!

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2012/07/23

北海道スキーツアー

オーストラリア大陸の南半分は冬真っ盛りでも、日本はやっと夏の入り口・・・北海道の皆さんは、まだ夏を実感していないのでは。。。

そんな時期に、先々週書いたJALの日本行きチケットのラジオ・コマーシャルに続いて・・・今週は、JetStarがあからさまに北海道スキーツアーを売り出し。
もちろん、今すぐ行っても雪が十分にある訳なく、2013年の予約。

ひょっとすると、日本では、お盆休みの予約も入れてない方々も多いのでは?!
ところが、オーストラリアでは、6月末からクリスマス・プレゼントの事前予約も始まっているし、クリスマスまで、あとちょうど5ヶ月。

ということは、年末年始の旅の予約も、そろそろ入れないと。。。

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2012/07/20

ツアーバス会社の撤退

関越自動車道でツアーバスが事故を起こして乗客が死亡したのを契機に、長距離バスの運行に大きな変化が。
運転手1人の夜間運行距離の上限を670キロから400キロにしただけで、既に110社以上がツアーバス事業から撤退したらしい。
裏を反せば、それだけ多くの会社が、無理な運行管理を元に営業を続けていたと言うこと。


個人的には、そもそも事業者に配慮した規制を作って来た国交省の問題。
夜間に670キロまでは一人で運転しても良いなんて・・・きっと自分で運転した事の無い人々が作った規制。
2時間に1回15分ずつの休息を挟んで、最高速度100km/hで走ったとしても、ほぼ7時間の運転。
いくらプロとは言え、健康な状態を維持して、頻繁に繰り返し走れる距離でも時間でもなく。。。

400キロにしたところで、非高速道路部分で乗客を乗せて降ろす事を考えれば、1~2回の休息を入れて6時間の仕事。
ある意味、限界かな?
個人の時間に縛られない帰省ドライブと違って、思惑の違う複数の乗客を2地点間移動させるとなると、設定時間に合わせる事も必要だし、そっちにも神経を使わざるを得ないだろうし。。。

本当なら、運転距離ではなく、運転時間によって運転手の数を決めてもらわないと。。。
400キロの最後に渋滞に遭ってしまった状態なんて最悪で、あと少しだという気持ちもあるし、早く着かなければという気持ちも重なり、非常に事故の起こり易い状況。
旅客機が、12時間を超えるフライトで2人乗務から3人乗務にするようなもの・・・常に2人がフレッシュな状態で勤務する為には。

多分、1回の乗務距離よりも重要なのは乗務の頻度。
毎日400キロを1週間続けたら、とても安全な健康状態とは言えないだろうし。

乗務時間と頻度に関して言えば、バスだけでなく、長距離トラック運転手の過密労働も問題にされるところ。
疲労からの居眠り追突やら、到着時間に追われて無謀運転とか。。。


いずれにしろ、起きた事故の再発防止だけでなく、予想される事故を予防する為の完全な規制にして欲しい!

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2012/07/10

関空にA380

世界で最初にA380の定期便を就航させたシンガポール航空が、大阪就航40周年記念で8月10日から15日までのシンガポール発の深夜便、関空発の午前便にA380を飛ばすという情報が。。。

時刻表を確認すると、確かに使用機材がA330から変わっていて、10日だけはシンガポール発が01:20から00:10に1時間以上繰上げ。
機材のやり繰りが理由なら初日だけ繰上げは無いし、関空到着後のイベントの為?!


いずれにせよ、いつ関空にA380の2階に届くブリッジが設置されたんだろう?!
通常のシンガポール航空機の定位置は、南西側の行き止まりのゲート・・・あんなところにA380を入れてしまったら、押し出すのが大変だろうし。。。
関西からA380を満席にするだけの集客ができるんだろうか?
B747からB777に変わってから無くなっていた関空線のファーストクラス・・・あのスィートは埋るんだろうか?!
と、素人が考えなくても良いような事が思い浮かんでくる。。。

今年のお盆休みの間は、神戸からも南紀からも徳島からも淡路島からも、あの巨大な機体の離着陸が見えるハズ!

ちなみに、格安運賃も提供中で、景品の当たるキャンペーンもある・・・という噂です。
シンガポール航空の宣伝をする意図は全くありません!

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2012/07/09

JALのラジオCM

オーストラリア在住の皆さん・・・JALのラジオコマーシャルを聞かれましたか?!
この10年間、テレビでもラジオでも見たことも聞いたことも無かったJALのオーストラリアでのコマーシャル。

日本語丸出しのブルーマウンテンのスパのコマーシャルかと思えば、なんとJALのコマーシャル。
今朝の通勤中の車で聴いていたFM局で・・・約30分の運転中に2回も。。。

ただ、ラジオでは$1,059からって言っているのに、ネットを開いたら$1,103って言うのは、ちょっとオーストラリアでは妥協してもらえないかも。

その上、正確に何と言ったか覚えて無いけれど、「スノー・リゾートの札幌へも・・・」と言うような、北海道の雪国の表現を・・・これから夏を迎える北海道/札幌に対して冬のイメージで売るのは正統な売り方ではないのでは?!

いずれにせよ、日本人の搭乗に頼っていたJALが、日本人旅客の減少でオーストラリア人にも目を向け始めた証なのか?!

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2012/07/04

スーツケース世代交代

海外に住んで、特にオーストラリアに住んで、旅と言えば飛行機となると必ず必要になるスーツケース。
スーツを入れる訳では無くてもスーツケース!

いくら丈夫に作られたスーツケースでも、年間平均約40本のフライトで、積み下ろしを考えると年間80回は投げられている計算に。

旅行期間によって必要な大きさは違っても、最近の燃料費高騰で各航空会社が手荷物の重量に過敏になった今、中身だけでなく器の重さも重要なスーツケース選びの選択肢に。。。

昔々は、スーツケースと言えば、肉厚のハードケースが基本で、投げられても落とされても壊れません・・・と言っても、落とされたら凹むし壊れるし。。。
そして、6年前から使っているソフトケース・・・ハードケースよりも軽いし、ソフトが故に本体が凹むことも無く。。。
ところが、500回近くも積み下ろしをされていると、本体は無事でもジッパーの引手等の小さな部分が引きちぎられて、正しくロックできなくなってしまい。。。

年度末の特売を利用して買い替えを。。。
時代の進歩とともに・・・前回は軽量化の為にハードからソフトに変えたのに、今や最軽量はハード。
ただ、一昔前のハードとは違って、ポリカーボネート製の薄い板・・・それに、ロックはジッパーになり、軽量化に貢献しているだけでなく衝撃吸収効果も。。。

この薄いペラペラ素材が、投げ落としにどれだけ耐えてくれて、何年使えるのか分からないけれど・・・時代の最先端素材にチャレンジ!

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